晃榮住宅では、天然木以外の壁に、ホルムアルデヒドを出す化学製品のビニールクロスは基本的には使用しません。代わりに自然素材の珪藻土を使用しています。珪藻土には室内の空気をより快適にする様々な機能があります。
珪藻土の最大の特徴ともいえるのが、湿度を調整する機能です。珪藻土には、小さな小さな孔が沢山あいており、その作用で、空気中の水分を吸ったり吐いたりすることができます。その結果、室内の湿度を（40％～60％）に保とうとします。このため、室内の結露対策としても、一定の効果を発揮します。また、湿度が上りにくくなるため、アレルギーの原因となるカビの発生を抑えようとする効果もあります。
自然素材で家を建てても、その中に持ち込む化学製品が、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物が少なからず放出してしまいます。そんなとき、珪藻土は、そのような化学物質を吸着します。また珪藻土を固める物質に石灰が含まれているような製品は、石灰の作用で、ホルムアルデヒドの分解まで行えるものもあります。
知人の家に行ったりすると、そこの家の臭いが気になることがありませんか。こういった臭いは、タバコ、トイレ、ペットなど様々な臭いが混ざり合った結果です。珪藻土は、アンモニアなどの臭いの元になる物質を吸着し、家の臭いを消臭する効果があります。
「珪藻土」が持つ小さな孔は、空気を含んでいます。この空気層が、珪藻土には断熱効果を持たせます。壁に珪藻土を塗ると、温度差がある外気と室内空気との間に空気層ができます。そのおかげで、室内の暖かい空気を冷やしにくくしたり、逆に室内の冷たい空気が温まりにくくすることができます。
珪藻土の機能もさることながら、そのデザイン性も人気の理由の一つです。珪藻土はフラットに塗ったり、小手の跡を残したような塗り方など好みに合わせて表情を変えることができます。また様々な色もあり、自分好みのお洒落な癒し空間を作ることができます。
木材へのこだわり
